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レギン (北欧神話) : ミニ英和和英辞書
レギン (北欧神話)[はなし]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [きた, ほく]
 (n) north
北欧 : [ほくおう]
 【名詞】 1. Northern Europe 2. land of the Norsemen 3. Scandinavia 
北欧神話 : [ほくおうしんわ]
 (n) Norse mythology
: [かみ]
 【名詞】 1. god 
神話 : [しんわ]
 【名詞】 1. myth 2. legend 
: [はなし]
  1. (io) (n) talk 2. speech 3. chat 4. story 5. conversation 

レギン (北欧神話) : ウィキペディア日本語版
レギン (北欧神話)[はなし]

レギン(Reginn、Regin)は、北欧神話に登場する人物〔『レギンの歌』では小人であるが、『ヴォルスンガ・サガ』では特に明記されていない。また、前者では知恵者で魔法に優れるとされているが、後者では兄弟の中で一番劣ると自ら称している(『エッダ 古代北欧歌謡集』p.133「レギンの歌」序文。『アイスランドサガ』p.551「ヴォルスンガサガ」第13章)。〕。
父はフレイズマル、兄はファフニールオッテル、姉妹にリュングヘイズ、ロヴンヘイズがいる〔『エッダ 古代北欧歌謡集』p.134(「レギンの歌」第9節-第10節)。〕。
なお、『シズレクのサガ』ではレギンとファフニールに当たる人物がそれぞれミーメ、レギンとなっており、続柄も逆転している〔石川栄作、p.68。〕。
== 概要 ==
父フレイズマルはロキが殺害したオッテルの賠償金として、オーディンたちから黄金を得た〔この黄金はアンドヴァリから奪ったものであるが、最後に奪った腕輪(あるいは指輪)にアンドヴァリは2人の兄弟の死と8人の王の不和の原因となるよう呪いをかけた。このうち「2人の兄弟」がファフニール、レギンである(『エッダ 古代北欧歌謡集』p.134台5節、p.137訳注6)。〕。レギンは兄ファフニールと共に黄金の分配を求めたが断られたため、兄と共謀し父を殺害する。しかし黄金はファフニールに独り占めされてしまう〔『エッダ 古代北欧歌謡集』p.133-p.134(「レギンの歌」序文-第9節)。〕。
その後レギンはシグルズの養父となり、様々な知識を彼に教える一方で〔『エッダ 古代北欧歌謡集』p.133(「レギンの歌」序文)〕、彼を勇士として育て上げファフニールを殺害させようと考えた。レギンはグラムをシグルズに与え〔『エッダ 古代北欧歌謡集』p.135(「レギンの歌」第13節-第14節)。〕〔『レギンの歌』ではグラムが鍛え直される描写は無いが、『ヴォルスンガサガ』ではシグルズは竜退治のために剣を鍛えるようレギンに頼み、先に作られた2本の剣を折ったのち、父の遺品グラムの所在を訊ねられ、レギンに預けて鍛え直す形で与えられた経緯が描かれている(『アイスランドサガ』p.554-p.555「ヴォルスンガサガ」第15章)。〕、ファフニールを倒させた〔『エッダ 古代北欧歌謡集』p.138-p.140(「ファーヴニルの歌」序文-第22節)。〕。
しかしファフニールの心臓の血(脂)を舐めたことで鳥の言葉が分かるようになったシグルズは、自分を殺して黄金を独占しようというレギンの悪巧みに気付き、眠っているレギンの首を刎ねて殺した〔『エッダ 古代北欧歌謡集』p.142(「ファーヴニルの歌」第31節-第39節)。〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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